
てんかん の原因-病院・クリニックにたずねる
てんかん発作が起きるしくみ
てんかん発作(癲癇発作)が起こるメカニズムは、脳に小さな小さな傷があり、その部分の脳細胞が、周りの細胞と異なる、高い電気を発射することによって起きます。
脳の傷はどうしてできたの?
では、脳の傷はどうしてできたのでしょう。
一般的には、著しい低出生体重であったことや、強く頭を打ったこと、それに感染症にかかったことなど、いろいろなケースが原因として考えられます。
しかし、あるひとりの患者さんについて、何が原因かをつきとめることは、実は大変難しいのです。
脳波 で原因はわかるの?
脳波 検査では、「今、現在、脳がどのような状態にあるか」ということしかわかりません。過去のいつごろ、どんな原因が加わったかは、わからないのです。
病歴から原因を推定
病歴を患者さん(又は、そのご家族)から詳しくお聞きすることで、原因を推定できることも、あります。
例えば、「何年か前に交通事故で頭を強く打って脳外科に入院した」といった、他の人がめったに経験しない重大なエピソードがあれば、それが原因なのでは、と推定できるのです。しかし、このようなケースは多くありません。
幼児期にかかった「はしか」や「おたふくかぜ」も、てんかん発作の原因に
原因の推定が難しい場合について、例を挙げてみます。
幼い頃にかかった「はしか」や「おたふくかぜ」が、てんかん (癲癇)の原因になりうる、という医学論文があります。
「はしか」にかかった人のうち、一部の人が、てんかん を起こすわけです。
しかし、「はしか」や「おたふくかぜ」は、ありふれた、誰でもかかりうる病気なので、これらにかかったことがあるからといって、「それが原因だ」と断定することはできません。
「はしか」や「おたふくかぜ」にかかった時点で、脳波 を調べてあれば、話は別ですが、普通の場合、これらの病気にかかっても、脳波 を調べることはまずありません。
となりますと、何年か後に、てんかん発作が起きた時点で、過去の「はしか」や「おたふくかぜ」が、原因だったと断定することは不可能です。
このように、この病気の原因となりうることは、世の中にいろいろあるけれど、個々の患者さんについて、原因が判明するケースは必ずしも多くないのです。
☆日本てんかん 学会;“原因”
★水戸クリニックは、てんかん の診療のみを実施しています
(それ以外の病気の診療は実施しておりません)。
★原則として、茨城県にお住まいの、てんかん 患者さんの診療に従事しています。
茨城県以外の方は、できればそれぞれの地元の 病院 に受診なさることをおすすめします。